刀 白鞘入 Katana, Shirasaya |
無銘(伝 包永)
Mumei, attributed to Kanenaga |
【銘文】無銘 |
【寸法】刃長 66.5cm(2尺1寸9分4厘)、反り 0.9cm(2分9厘)、元幅 3.08cm、元重ね 0.65cm、先幅 1.83cm、 先重ね 0.40cm、目釘孔 3個、刀身重量 715.5g、白鞘全長 94cm |
【時代】鎌倉時代中期 |
【国】大和 |
【特徴】姿は、鎬造り、庵棟、身幅広め、鎬幅広く鎬高く、元先の幅差があり、中切先となる姿。 大磨上げ、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔3。 地鉄は小板目肌よく詰み、流れごころとなり、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入る。 刃文は直刃が浅く湾れ、小互の目交じり、刃縁ほつれ、二重刃や食違刃を交え、湯走り・砂流しかかり匂口冴える。 帽子は掃きかけて沸づき、表は焼き詰めとなり、裏は小丸に返る。 【見どころ】 包永は、鎌倉中〜後期の大和の刀工。東大寺の西の正門である輾害門の外辺に居住した一派、大和手掻派の始祖と伝えられます。 本作は大和ものに特有の鎬幅広く、かつ鎬の高い姿で、よく練れた地鉄に、つぶらに輝くひときわ美しい沸出来の刃文がよく働いて変化を見せ、いつまでも眺めていたいような気品ある一振りです。 【状態】良好です。 |
【付属品】素銅地金鍍金一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(大分県 第弐四弐弐五号 昭和四拾九年五月八日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成二十四年八月十三日発行) |
【商品番号】A010219【価格】3,000,000円(消費税・国内送料込み) |
Copyright © 2009 Touken komachi All rights reserved.
|