刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
備州長船祐定
Bishu Osafune Sukesada |
【銘文】表 : 備州長船祐定作 裏 : 天正八年八月(以下切) |
【寸法】刃長 69.99cm(2尺3寸1分0厘)、反り 1.3cm(4分5厘)、元幅 3.00cm、元重ね 0.76cm、先幅 2.12cm、先重ね 0.58cm、目釘孔 2個、刀身重量 815g 、白鞘全長 99cm |
【時代】室町時代末期 天正8年(1580) |
【国】備前 |
*動画は音声が入ります。 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、反り浅くつき、中切先延びる姿。 茎は磨上、鑢目勝手下がり、先切り、目釘孔二。一寸ほど区送りがある。 地鉄は、板目に杢や流れ肌交じりよく練れ、地沸つき、地景入り、乱れ映り立つ。 刃文は、腰開き互の目に尖り互の目を交え、足・葉入り、小沸つき、細かに金線・砂流しかかり、飛び焼き入る。裏の上半は、直刃調、湾れや互の目を交え、小沸つき細かな砂流しかかる。 帽子は、乱れ込み、表は尖りごころ、裏は小丸に返る。 【見どころ】反り浅く中切先が延びた姿で、板目肌よく練れて乱れ映り立ち、小沸つき盛んに足・葉が入り華やかな出来の乱刃となる、地刃ともに冴えた一振りです。室町時代末期の刀工で祐定を名乗る刀工は数多く存在します。俗名を冠しない祐定にも楽しめるものは多く、本作もそのような作の一つです。裏は、腰刃風の乱刃から先へ直刃調となり、一刀に二様の作風を示すのも、祐定の作にまま見られる特徴です。 【状態】良好です。 |
【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(神奈川県4306号 昭和26年3月23日交付)、特別貴重刀剣認定書(日本美術刀剣保存協会 昭和43年3月24日発行)
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【商品番号】A011024 【価格】500,000円(消費税、国内送料込み) |
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