刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
無銘(薩州伊豆守正房)
Mumei, attributed to Sasshu Izu no kami Masafusa |
【銘文】無銘 |
【寸法】刃長 69.8cm(2尺3寸0分3厘)、反り1.3cm(4分2厘)、元幅 2.91cm、元重ね 0.61cm、先幅 1.86cm、先重ね 0.35cm、目釘孔 3個、刀身重量 643.5g 、白鞘全長 96.5cm
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【時代】江戸時代前期 |
【国】薩摩 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、先反りつき、中切先延びる姿。 茎は、大磨上、鑢目切り、先切り、目釘孔三。 地鉄は、板目肌、流れ肌や杢交じり、肌たちごころ、地沸つき、地景入る。 刃文は、湾れ乱れ、小沸よくつき、砂流ししきりにかかり、飛び焼き入る。 帽子は、わずかに乱れ込み、掃きかけて先尖りごころに返る。 【見どころ】初代薩州正房は、美濃の刀工である丸田備後守氏房の次男で、初銘を氏房と切ります。丸田兵右衛門といい、京都の竹屋源七郎延安から、相州伝の延べ物造りという鍛法を学び、正房と改名し、鹿児島に住して寛永頃作刀しています。その沸出来の勢いのある作風は、新刀期の薩摩鍛治に大きな影響を与えました。慶安二年(1649)10月4日没。「薩州藤原正房」「伊豆守藤原正房」「薩摩国鹿児島住伊豆守藤原正房」「薩州住伊豆守正房」等と銘を切り、寛永四・十二、正保二・三などの年紀作があります。本作は、かなり長寸の刀であったと見え、磨上げてなお悠然とした貫禄ある体配です。 【状態】研磨済み、良好です。 |
【付属品】素銅地金着二重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(青森県12794号 昭和四九年八月拾六日交付)、正真鑑定書( 藤代松雄 第342号 「優良なる作也」昭和五十九年七月廿五日発行)
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【商品番号】A020121【価格】売約済 |
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