Touken Komachi




脇差 拵入り
Wakizashi, Koshirae
山城守信利
Yamashiro no kami Nobutoshi
【銘文】表 : 山城守藤原信利
【寸法】刃長 54.0cm(1尺7寸8分2厘)、反り 1.2cm(3分9 厘)、元幅 3.17cm、元重ね 0.73cm、先幅 2.25cm、先重ね 0.48cm、目釘孔 1個、刀身重量 620g 、拵全長 75cm
【時代】江戸時代中期 天和(1681-1684)頃
【国】播磨

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、元先にやや幅差つき、中切先延びる姿。

生茎、鑢目筋違、先入山形、目釘孔一。

地鉄は、小板目肌よくつみ、下半部にやや大肌ごころを交える。
刃文は、直刃調、小小互の目を交え、匂深く、足入り、小沸よくつき金筋・砂流しかかる。

帽子は、直ぐに先大きく掃き掛けて小丸に返る。

石目塗鞘脇差拵 : 鞍図目貫(赤銅地金色絵)、武蔵野透鐔(鉄地)、雪華唐草図(鉄地金布目象嵌)

【見どころ】
小板目がつんだ肌にやや大肌ごころの肌が交じり、匂口の深い直刃調ながら小互の目や足を交え小沸つき金筋・砂流しかかる刃文となる一振りです。信利は、黒田氏で清右衛門と称し、姫路に住しました。天和頃の初代は「山城守藤原信利」と銘し、元禄頃の二代は「大和守藤原信利」と銘します。江戸時代、福岡藩黒田家に仕えた学者貝原益軒が編纂した『黒田家譜』によると、稀代の軍師・黒田官兵衛の生誕地も姫路であったと伝えられます。江戸時代も中期にさしかかる頃、派手さはないものの、武士の刀の好みを考える上で興味深い脇差です。

【状態】表の区上3-5cmほどの鎬筋のあたりに大肌が目立つところがあります。拵は、裏から目釘を差すようになっており、表の柄糸の巻始め平巻部分に隠れるところに目釘の先が来ているので、表から浅く目釘抜きを柄糸の裏に差し込むようにして押すのが外すコツです。

【付属品】素銅地金着一重ハバキ、拵、拵袋、登録証(埼玉県72125号 平成14日3月13日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成24.1.27発行)


【商品番号】A020724 【価格】280,000円(消費税、国内送料込み)


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