脇差　白鞘入り　拵付き
Katana, Shirasaya, Koshirae

【銘文】表 : 草野吉明造　裏 : 慶応二丙寅寒中

【寸法】刃長 30.01cm(9寸9分0厘)、反り 0cm(なし)、元幅 3.04cm、元重ね 0.88cm、目釘孔 1個、刀身重量 289g 、白鞘全長 47.5cm、拵全長 48cm

【時代】江戸時代末期　慶応二年(1866)

【国】摂津

【特徴】冠落造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、元先やや幅差つき、反りのない、寸延び短刀の姿。

生茎、鑢目せんすき、先栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌流れごころ、小杢目を交え、地沸つく。

刃文は、浅く湾れ、足入り、沸よくつき、砂流しかかる。 帽子は、丸く返る。

黒塗鞘合口拵 : 龍図目貫(赤銅地金色絵)、小刀、稲扱図小柄(真鍮地)、稲扱図笄(真鍮地)

【見どころ】草野吉明は、江戸時代末期の刀工で、草野哲三郎といい、本国は因幡、月山貞吉の門人となり、大坂で作刀しました。年紀銘に、安政六、文久三、慶応二・三・四、明治二などがあります。本作は、身幅広く重ね厚く、冠落とし造りの寸延び短刀で、地刃ともによく沸づいています。

【状態】刀身は、ハバキもとにわずかに擦れがありますが、そのほかは良好です。拵は塗りの剥落が1か所あります。

【付属品】銅地金色絵二重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(大阪府 118371号 平成拾四年五月廿参日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会　平成16年12月21日発行)

【商品番号】A021022 【価格】350,000円(消費税・国内送料込み)