脇差　白鞘入り
Wakizashi, Shirasaya

【銘文】無銘

【寸法】刃長 45.9cm(1尺5寸1分5厘)、反り 0.9cm(2分7厘）、元幅 2.78cm、元重ね 0.57cm、先幅 2.14cm、先重ね 0.42cm、目釘孔 1個、刀身重量 385.5g 、白鞘全長 67cm

【時代】南北朝

【国】大和

【特徴】鎬造り、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬幅広く、鎬筋高く、反りやや浅く、中切先となる姿。

茎は、大磨上、鑢目切り、先切り、目釘孔一。

地鉄は、板目肌、流れごころ、地沸つく。

刃文は、細直刃、小互の目刃や小足を交え、ほつれ、小沸よくつき、匂口冴える。

帽子は、直ぐに小丸、二重刃を交え、先わずかに掃き掛ける。

【見どころ】大和手掻派は、鎌倉時代中期頃の包永を始祖とし、南北朝期を経て室町末期まで栄えています。東大寺の天蓋門のあたりに住したことがこの一派の名前の由来と伝えられます。本作は、大磨上げの姿、鎬幅の広い造り込みで、よくつんで流れごころのある地鉄に、細直刃を焼いています。

【状態】古研ぎです。

【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(愛媛県12871号 昭和31年10月18日交付) 、特別貴重刀剣認定書(日本美術刀剣保存協会 昭和40年2月7日発行)

【商品番号】A021121 【価格】220,000円(消費税、国内送料込み)