刀 拵入り Katana, Koshirae |
横山祐春(祐宗代銘)
Yokoyama Sukeharu, Sukemune signature |
【銘文】表 : 備前長船住横山祐春作 裏 : 文久三年二月吉日 |
【寸法】刃長 68.78cm(2尺2寸7分0厘)、反り 1.51cm(5分0厘)、元幅 3.16cm、元重ね 0.69cm、先幅 2.01cm、先重ね 0.53cm、目釘孔 1個、刀身重量 758g、拵全長 104cm
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【時代】江戸時代後期 文久3年 |
【国】備前 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚め、元先幅差つき、反り頃合いにつき、中切先となる姿。 生茎、鑢目切り、先刃上がり栗尻、目釘孔一。 地鉄は、小板目肌つみ、地沸つく。 刃文は、直刃調、浅く湾れ、互の目を交え、沸よくつく。 帽子は、直ぐに小丸に返る。 【見どころ】祐春は、江戸時代後期の備前の刀工で、「備前長船横山祐春作」、「備前国長船住友成五十六代孫横山祐春作」など銘をきります。安之進寿次(備前源之進長次の二男・文政頃)の子で、茂平といい、天保十一、弘化五、嘉永七などの年紀作があります。祐宗は、「備前長船隆鳴子源祐宗作」、「備州長船住横山藤原祐宗作」、「備州長船住隆鳴子源祐宗於信州天竜川辺作之」などと銘をきり、文久四年、慶應三年などの年紀作があります。本作は、重ねに厚みが感じられ手持ちのがっしりとした刀姿をしています。元にやや大肌がみてとれ、上へとつんだ小板目に変化する鍛え肌となっており、これは鍛造法による結果と考えられます。細かなムラのない沸がよくついた湾れごころを帯びた刃文が見事です。祐春の晩年の作に、作刀の協力者であった祐宗が代銘を施した作と鑑せられています。 【状態】良好です。 |
【付属品】素銅地一重ハバキ、拵、拵袋、登録証(東京都4905号 昭和26年3月20日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和2年2月19日発行)
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【商品番号】A030324 【価格】590,000円(消費税、国内送料込み) |
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