刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】無銘

【寸法】刃長 67.7cm (2尺2寸3分4厘)、反り1.2cm (3分9厘)、元幅 3.00cm、元重ね 0.40cm、先幅 2.18cm、先重ね 0.39cm、目釘孔 2個、刀身重量 547.5g 、白鞘全長 95.5cm

【時代】南北朝時代

【国】不明

【特徴】姿は、鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬高く、元先さほど幅差つかず、反り浅くつき、中切先延びる。

茎は、大磨り上げ、先切り、鑢目切り、目釘孔二。

地鉄は、小板目肌よくつみ、地沸つく。 刃文は、直刃調、小互の目や小丁子刃交じり、匂深く、小足・葉入る。

帽子は、浅く湾れ込み、先丸く、短く返る。

【見どころ】よくつんだ清美な肌目が観て取れる潤った地鉄に、穏やかな匂出来小乱れの刃文を焼いた一振りです。大磨上の姿に、元の長大な太刀姿のゆったりとした輪反りの名残をとどめています。鞘書きに「磨上無銘 伝三條　弐尺弐寸三分五厘　平成五年一月二十八日　光敬研之 (花押)」とありますが、小野光敬氏の鞘書きではないと観られます。来国安は、山城来国俊の系統で、その作刀地にちなんだ越前来、中島来、さらに淡路来という呼称があります。

【状態】鎬地に荒れたところがあります。表茎に、朱銘の跡があります。

【付属品】素銅地一重金鍍金ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(長野県 82309号 平成9年11月20日交付)、特別保存刀剣鑑定書( 日本美術刀剣保存協会)

【商品番号】A030519【価格】1,500,000円(消費税、国内送料込み)