Touken Komachi




脇差 白鞘入り
Katana, Shirasaya
兼房
Kanefusa
【銘文】表 : 兼房
【寸法】刃長 30.4cm(1尺0寸0分3厘)、反り 0.4cm(1分3厘)、元幅 3.02cm、元重ね 0.67cm、目釘孔 1個、刀身重量 241.5g 、白鞘全長 47.5cm
【時代】室町時代後期
【国】美濃

【特徴】平造、庵棟、身幅広く、重ね尋常、反り浅くつく姿。

生茎、鑢目檜垣、先浅い栗尻、目釘孔一。

彫物は、表裏に棒樋を掻き流す。

地鉄は、板目に流れ肌を交え、地沸つき、白気ごころを帯びる。

刃文は、互の目に尖り刃や互の目丁子、角ばる刃などを交え、ところどころ沸つき、飛焼入り、金筋・砂流しかかる。

帽子は、乱れ込み、飛び焼きを交えて皆焼状となる。

見どころ
身幅の広い、浅く反りの着く寸延び短刀の姿です。匂口のしまった互の目乱れ刃文となり、切先近くでは平地から帽子にかけて、地鉄の色や濃淡に変化のある鍛え肌が、特に表側で顕著に現れ、複雑な帽子の刃文と相俟って迫力ある景色をみせています。兼房は、濃州関の刀工で、室町時代中期から新刀期にかけて同名の刀工が複数存在します。「兼房乱れ」と称される、頭の丸く張った特色ある互の目乱れをご覧いただけます。

状態薄錆はありますが、現状で保存と鑑賞が可能です。
【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(東京都 第296183号 平成拾八年拾弍月拾弍日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会令和2年11月9日発行)

【商品番号】A030622 【価格】580,000円(消費税、国内送料込み)


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