刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
無銘(荒木清重)
Mumei, attributed to Araki Kiyoshige |
【銘文】無銘 |
【寸法】刃長 71.8cm(2尺3寸6分9厘)、反り 2.1cm(6分9厘)、元幅 3.20cm、元重ね 0.68cm、先幅 2.10cm、先重ね 0.42cm、目釘孔 1個、刀身重量 721g 、白鞘全長 100.5cm |
【時代】江戸時代末期 |
【国】上野 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね尋常、元先に幅差つき、反りつき、中切先ふくら枯れた姿。 生茎、鑢目筋違、先栗尻、目釘孔一。 地鉄は、板目肌、杢や流れ肌が交じり、地沸つき、地景入り、やや肌立つ。 刃文は、互の目乱れ、頭の丸い刃や尖りごころの刃を交え、刃縁ほつれ、足長く入り、匂深く、沸やや叢づき、砂流しかかる。 帽子は乱れ込み、先尖りごころに掃き掛け、やや長く焼き下げる。 【見どころ】荒木清重は、江戸時代末に駿府の御用刀工としても活躍した、上野(こうずけ)の刀工です。大正8年7月15日に80歳で没し、墓石に「群馬県士族刀剣師源清麿門高弟荒木摂津守源清重」とあることから、清麿一門に学んだと伝えられます。「源清重」と銘をきり、年紀は、元治元・慶応元・二・三などがあります。清麿門の清人の作風に近く、直接の師は清人であったと考えられています。本作は、身幅広く平肉つかず切先のふくらが枯れた体配で、板目に杢や流れ肌が交じる地鉄と、覇気ある互の目乱れ刃が相俟って、力強さのある一振りです。 【状態】良好です。研磨済、白鞘新調。 |
【付属品】一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(兵庫県 43220号 昭和40年5月20日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和元年8月26日発行)
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【商品番号】A040923 【価格】売約済 |
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