脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
長船則光
Osafune Norimitsu |
【銘文】表 : 備州長船則光 裏 : 應永廿五年二月日 |
【寸法】刃長 52.5cm(1尺7寸3分2厘)、反り 1.5cm(4分9厘)、元幅 3.00cm、元重ね 0.61cm、目釘孔 1個、刀身重量 345g 、白鞘全長 77cm |
【時代】室町時代初期 応永25年(1418) |
【国】備前 |
【特徴】平造、庵棟、身幅やや広く、重ね尋常、元先の幅差はさまで目立たず、先反りつく体配。 彫物は、表に棒樋、裏に二筋樋を彫る。 生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔一。 地鉄は、板目肌よくつみ、地沸つく。 刃文は、匂出来、中直刃、わずかに小沸つき、匂口冴える。 帽子は、直ぐに小丸に返る。 【見どころ】則光の祖は長光の門人と伝えられ、同名は数代に及び室町時代末期まで続きました。平成3年、第37回重要刀剣審査で、「応永丗三年二月日」と年紀のある備州長船則光短刀が重要刀剣に指定され、それまで嘉元三年紀銘の則光短刀の実存は知られていましたが、 以後南北朝から応永にかけての則光の遺例は明らかでなかったため、指定書に「資料価値はすこぶる高い」と添記されています。令和4年に保存刀剣に合格した本作は、さらに遡る「応永廿五年二月日」の年紀があり、書体も見事なもので、銘文が良好な状態で保存されています。一尺七寸超の平造の姿で、則光の作域を知る貴重な作でございます。 【状態】やや研ぎ減りがあり、鍛接目が目立つところがあります。研磨の状態はよく、現状で保存と鑑賞が可能です。 |
【付属品】一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(大阪 114465号 平成九年七月弍九日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年6月3日発行)
、得能一男正真鑑定書(刀剣研究連合会 平成十一年十月十日発行) |
【商品番号】A041023 【価格】 |
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