脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
備州長船経家
Bishu Osafune Tsuneie |
【銘文】表 : 備州長船経家 裏 : 文安三年二月日 |
【寸法】刃長 58.4cm(1尺9寸2分7厘)、反り 1.7cm(5分6厘)、元幅 2.67cm、元重ね 0.50cm、先幅 1.76cm、先重ね 0.45cm、目釘孔 2個、刀身重量 417g 、白鞘全長 86cm |
【時代】室町時代前期 文安三(1446)年 |
【国】備前 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、やや鎬筋高く、先反りつき、中切先となる姿。 生茎、鑢目筋違、先栗尻、目釘孔二。 地鉄は、小板目肌に杢目を交え、地沸つき、地景入り、淡く映り立つ。 刃文は、直刃、わずかに小互の目刃を交える。 帽子は、直ぐに尖りごころに小丸に返る。 【見どころ】経家は、盛光・康光らに次ぐ、応永備前の良工として知られています。元は畠田派の系統で初代は鎌倉中期頃と伝えられますが、応永を遡る作は極めて稀です。腰の開いた互の目を得意とするだけでなく、本作のような直刃も得意とします。本作は、すらりとした姿で、杢目が浮かぶ小板目肌の地鉄に淡く映り立ち、穏やかな中直刃調で、応永備前の作風をよく示しています。 【状態】わずかに曇りと小錆がありますが、現状での保存と鑑賞は可能です。 |
【付属品】銀二重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(東京都257389号 平成参年六月拾壱日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成5年2月25日発行)
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【商品番号】A041123 【価格】350,000円(消費税、国内送料込み) |
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