刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】表 : 備州長船祐定　裏 : 大永七年二月

【寸法】刃長 62.6cm(２尺0寸6分6厘)、反り 1.0cm(3分3厘）、元幅 2.84cm、元棟重ね 0.57cm、元鎬重ね 0.60cm、先幅 1.75cm、先重ね 0.38cm、目釘孔 1個、刀身重量 502.5g 、白鞘全長 89cm

【時代】室町時代後期 大永七年(1527)

【国】備前

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬筋やや高く、反り浅くつき、寸やや詰まり、中切先となる姿。

生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌、杢目交じり、やや肌立ち、地沸厚くつき、地景細かく入り、乱れ映り立つ。

刃文は、腰の開いた互の目に小互の目や丁子刃交じり、湾れて、小足入り、小沸つき、細かな砂流しかかる。

帽子は、乱れ込み小丸に返る。

【見どころ】祐定は、室町時代後期の末備前と称される長船鍛治の中でもっとも繁栄した一派です。本作は、鎬がやや薄く造り込まれ、反りが浅く、寸のやや詰まった姿です。板目に杢交じり鍛えがよく、乱れ映りが明瞭に立っています。刃中よく働き、力強さがあります。

【状態】良好です。

【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(東京都215967号 昭和五拾四年九月弐拾七日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年3月2日発行)

【商品番号】A041222 【価格】 330,000円(消費税、国内送料込み)