短刀 白鞘入り Tanto, Shirasaya |
兼房
Kanefusa |
【銘文】表 : 兼房 |
【寸法】刃長 29.0cm(9寸5分7厘)、反りなし、元幅 2.72cm、先幅 2.33cm、元重ね 0.54cm、目釘孔 1個、刀身重量 207g 、白鞘全長 44cm |
【時代】室町時代後期 天正(1573-1592)頃 |
【国】美濃 |
【特徴】平造、庵棟、反りなく、わずかに中程の身幅を狭めた姿。 生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔一。 地鉄は、板目肌よく練れ、杢目交じり、地沸つき地景入る。 刃文は、互の目乱れ、尖り刃を交えて、匂勝ちに小沸つく。 帽子は、乱れ込み小丸、やや長く返る。 【見どころ】関の兼房は、善定兼吉系の兼重の子を初代とし、室町時代後期から江戸時代にわたり、同銘が長く受け継がれました。本作は、匂勝ちの互の目乱れ刃文の中に尖り刃が基調となっている点が見どころです。刃文は細かな砂流しを交えて小沸つき冴え、板目がよく練れた杢目交じりの地鉄は、地沸つき地景入り強く煌めき、肌目がよく見て取れます。兼房の代表的な銘字体とやや異なる作例となっています。健全で出来優れた一口です。 【状態】良好です。 |
【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(大阪府97626号 昭和五拾九年四月拾日交付)、倉敷刀剣美術館鑑定書(令和6年1月5日発行)
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【商品番号】A050224 【価格】250,000円(消費税、国内送料込み) |
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