刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】無銘

【寸法】刃長 69.4cm(2尺2寸9分0厘)、反り 1.5cm(4分9厘)、元幅 2.71cm、元重ね 0.67cm、先幅 1.70cm、先重ね 0.34cm、目釘孔 2個、刀身重量 575.5g 、白鞘全長 97.5cm

【時代】室町時代初期

【国】備前

【特徴】鎬造り、庵棟、身幅・重ね尋常、反りやや浅く、中切先となる。

茎は磨上、鑢目筋違、先切り、目釘孔二。

地鉄は、板目肌練れ、地沸細かにつき、大肌交じる。

刃文は、直刃調、小互の目連れ、小足入り、小沸よくつき、砂流しかかる。

帽子は、わずかに湾れて小丸に返り、先掃き掛ける。

【見どころ】吉井派は、備前長船派が作刀をした長船村と吉井川を挟んで対岸の位置関係にあり、鎌倉末期頃から同派の作品が見られます。吉井派に典型的な、互の目の連れた小沸つく刃文を焼いて砂流しがかかる様が、伸びやかな姿と相まって印象的な一振りです。

【状態】若干研ぎ減り・ヒケがあります。裏の横手下5cmほどのところの鎬筋にかかる2-3ミリの打ち込み傷があります。研磨の状態はよく、現状で保存と鑑賞をお楽しみいただけます。

【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(兵庫県83793号 昭和50年6月19日交付)、特別貴重刀剣認定書(日本美術刀剣保存協会S52.3.20発行)

【商品番号】A050320【価格】350,000円(消費税、国内送料込み)