Touken Komachi




薙刀 白鞘入り 柄付き
Naginata, Shirasaya, Tsuka
無銘(肥後守輝広)
Mumei attributed to Higo-no-kami Teruhiro
【銘文】無銘
【寸法】刃長 cm(1尺7寸1分1厘)、反り (9分1厘)、元幅 3.05cm、元重ね 0.83cm、先幅 3.60cm、先重ね 0.63cm、目釘孔 2個、刀身重量 795.5g 、白鞘全長 119cm、柄全長 218cm
【時代】安土桃山時代乃至江戸時代初期 慶長(1596-1615)頃
【国】尾張 - 安芸

【特徴】薙刀造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚く、頭張り、反り深くつく。

彫物は、表裏腰樋に添樋。

生茎、鑢目筋違、先切り、目釘孔二。

地鉄は、小板目肌、小杢目交じり、地沸つき、地景入り、冴える。

刃文は、湾れを基調に、互の目を交え、足・葉入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかる。

帽子は、小丸に返る。

【見どころ】
肥後守輝広は、本国美濃、関兼常の末葉といい、初銘を兼友または兼伴と称します。天正十七年紀の「濃州住輝広造」と銘した、湾れを基調とした覇気のある刀があることから、美濃在国時から輝広を名乗っていたことと、埋忠明寿の門人と伝えられるものの明寿入門以前にすでに大成していたことが明らかになっています。慶長元年に肥後守を受領しました。福島正則の抱鍛治で、関ヶ原の戦いで東軍の先鋒として軍功を挙げ、慶長五年安芸広島に転封(てんぽう)となった主君に従い、慶長六年三月、尾張清洲から広島へと移りました。福島家改易後も、子孫は刀工として広島藩浅野家に仕え、その多くは播磨守を受領しました。肥後守輝広の現存作は極めてまれで、刀・短刀・槍・薙刀などを含めても20点に満たないといいます。刀に「肥後守藤原輝広作」と銘した重要美術品指定の作もある名工です。本作は、以前は兼定と伝えられた関風の出来口を示しており、姿に覇気があり、鍛え肌が冴えて小沸がよくついた湾れ刃文が見事な薙刀です。

【状態】良好です。
【付属品】ハバキ、白鞘、白鞘袋、柄、登録証(山梨県1347号 昭和廿六年⬜︎月五日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年8月25日発行) 、特別貴重刀剣認定書 : 伝(兼定)(日本美術刀剣保存協会 昭和42年6月25日発行)、鑑定小札 : 濃州関兼定


【商品番号】A050624 【価格】売約済


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