脇差　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】無銘

【寸法】刃長 45.7cm(1尺5寸0分8厘)、反り 1.1cm(3分6厘）、元幅 2.86cm、元重ね 0.61cm、先幅 1.86cm、先重ね 0.41cm、目釘孔 1個、刀身重量 403g 、白鞘全長 72.5cm

【時代】室町時代後期

【国】加賀

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬筋高く、先反りつき、中切先となる姿。

茎は磨上、鑢目筋違、先切り、目釘孔一。

地鉄は、板目肌流れ、杢交じり、肌立ち、地沸つき、地斑交じり、白気映り立つ。

刃文は、互の目乱れ、丁子刃交じり、足・葉入り、沸よくつき、砂流しかかる。

帽子は、やや乱れて先尖りごころ、長く返る。

【見どころ】鍛えが肌立ち地斑や白気映りなどが現れた地鉄で、沸づく小模様の乱れ刃となる一振りです。藤嶋一派は加賀の刀工で、南北朝時代より江戸時代末期まで、代々続きました。

【状態】物打ちあたりにやや鞘擦れがあり、わずかにヒケ・小錆がにあります。現状で保存と鑑賞が可能です。

【付属品】赤銅磨地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(大阪府132601号 令和四年弐月拾八日交付)、銃砲刀剣研究会鑑定書(辻本真幸 令和四年五月二十七日発行)

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