刀　拵入り
Katana, Koshirae

【銘文】表 : 高真　

【寸法】刃長 16.50cm(5寸4分4厘)、反り なし、元幅 2.00cm、元重ね 0.61cm、目釘孔 1個、刀身重量 83.9g 、拵全長 30.5cm

【時代】江戸時代末期・慶應頃

【国】出羽

【特徴】平造、庵棟、身幅に比して重ねやや厚く、反りのない小振りの短刀姿。

生茎、鑢目切り、先剣形、目釘孔一。

地鉄は、小板目肌よくつむ。

刃文は、沸出来、大互の目、飛び焼き・砂流しかかり、皆焼状となる。

帽子は、先丸く、乱れて長く返り、棟にも焼入る。

【見どころ】ところどころ沸が激しくかかる皆焼の短刀です。氷割文黒石目塗鞘合口拵に入っています。高真は、慶應頃の出羽の刀工です。「天野河内助藤原高真」「天野河内守藤原高真」等と銘をきる作があり、年紀は慶應元年の作があります。健全さもこのましい短刀です。

【状態】　良好です。

【付属品】素銅地一重ハバキ、拵、拵袋、登録証(新潟県29149号 昭和42年7月15日交付、平成15年4月18日再交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年3月2日発行)

【商品番号】A051023　【価格】300,000円(消費税、国内送料込み)