脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
備中為家
Bicchu Tameie |
【銘文】表 : 備中國呰部住為家 裏 : 慶安二年八月日 |
【寸法】刃長 38.9cm(1尺2寸8分3厘)、反り 0.9cm(2分9厘)、元幅 3.32cm、元重ね 0.80cm、目釘孔 1個、刀身重量 422.0g 、白鞘全長 58cm |
【時代】江戸時代初期 慶安(1649) |
【国】備中 |
【特徴】平造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、反りが強くつく姿。 生茎、鑢目大筋違、先入山形、目釘孔一。 地鉄は、小板目肌よくつみ、大肌交じり、地沸厚くつき、地景入る。 刃文は、湾れに互の目を交え、足・葉入り、沸よくつき、砂流しかかり、湯走りかかる。 帽子は、直ぐに先尖りごころ、沸よくつき、長めに焼き下げる。 【見どころ】反りのつく平造のがっしりとした姿の脇差です。小板目肌よくつみ、ところどころ大肌が交じって、地沸が厚くつき、湯走りがかかる地鉄に、ゆったりとした湾れ刃が互の目や足・葉を交えてよく沸づき冴えています。為家は青江為次の末葉で、慶長頃の初代に続いて二代目が寛永頃に作刀しています。本作は二代の円熟期の作と思われる脇差です。 【状態】刃区に欠けがあるのが惜しまれますが、そのほかはたいへん良好です。 |
【付属品】素銅一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(愛媛県49120号 平成7年10月18日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和五年五月三十一日発行)
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【商品番号】A060324 【価格】290,000円(消費税、国内送料込み) |
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