刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
丹波守照門
Tanba no kami Terukado |
【銘文】表 : 丹波守藤原照門 裏 : 於関善定作之 |
【寸法】刃長 71.0cm(2尺3寸4分3厘)、反り 0.6cm(1分9厘)、元幅 3.22cm、元重ね 0.68cm、先幅 2.20cm、先重ね 0.46cm、目釘孔 2個、刀身重量 718g 、白鞘全長 98.5cm |
【時代】江戸時代前期 万治(1658-1661)頃 |
【国】伊勢 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ねしっかりとして、元先幅差つき、反りごく浅くつき、中切先となる姿。
茎は磨上、鑢目筋違、先切り、目釘孔二。 地鉄は、板目肌よく練れ、地沸つき、地景入る。 刃文は、直刃調、浅い湾れごころを交え、小互の目まじり、小足入り、沸づき、金線かかる。 帽子は、浅く湾れて小丸に返る。 【見どころ】照門は、江戸時代万治頃を中心に作刀した美濃の刀工で、伊勢や江戸でも打っています。「丹波大掾藤原照門」「丹波守藤原照門」「濃州丹波守藤原照門」「丹波守藤原照門於関以南蛮鉄作之」「丹波守藤原照門於桑名以地鉄下作之」などと銘をきります。万治二年の年紀作があります。本作は、反りがごく浅い姿で一寸ほど区を送り茎先を摘んて磨上とし、よく練れて地沸つき地景入る地鉄に、物打ちあたりにかけて焼幅をわずかに広げる小互の目交じりに中直刃となっています。しっかりとした手持ち感のある一振りです。「於関善定作之」という銘文は、照門の系譜を知る上で興味深く、資料的な価値があると考えられます。 【状態】表の物打ちあたりに縦擦れが1か所あります。白鞘柄の表、目釘孔付近に目釘抜きの小槌部分を押し付けた跡あります。 |
【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(東京都198895号 平成参拾年参月弍拾六日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成30年8月20日発行)
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【商品番号】A060623 【価格】650,000円(消費税、国内送料込み) |
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