脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
予州国正
Yoshu Kunimasa |
【銘文】表 : 豫州宇和嶋住藤原國正 裏 : 文久二年二月日 |
【寸法】刃長 39cm(1尺2寸9分0厘)、反り 0.6cm(2分0厘)、元幅 2.79cm、元重ね 0.62cm、先幅 2.06cm、先重ね 0.53cm、目釘孔 1個、刀身重量 369g 、白鞘全長 60cm
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【時代】江戸時代後期 文久二年(1862) |
【国】伊予 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、反り浅くつき、中切先となる姿。 生茎、鑢目大筋違に化粧鑢、先栗尻、目釘孔一。 地鉄は、小板目肌つみ、杢目交じり、地沸つく。 刃文は、直ぐに焼き出し、丁子乱れ、互の目交じり、小足・葉入る。わずかに鎬地と棟に焼きが入る。 【見どころ】予州国正は、江戸時代末期に伊予宇和島で作刀した刀工で、備前祐春の門人です。「国正」「予州宇和島住藤原国正作」「南予宇和島住駿河守国正八代末藤原国正作」「予州住国正作」などと銘を切り、文久二、元治二、慶応三などの年紀作があります。本作は、小ぶりの鎬造で、重ねやや厚く、ふくらつく姿の脇差です。よく練れた地鉄に、直ぐに焼き出し、乱れ刃を経て、帽子は直ぐに丸く返るといったまとまりのある刃文構成をとり、匂口締まりごころとなります。これらの特徴に、師風の継承をみてとることができます。幕末の刀工で、作刀できた時期は短かったと考えられます。 【状態】古研ぎで、ヒケや曇りがあります。 |
【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋(二重)、登録証(愛媛県8329号 昭和廿八年参月廿参日発行)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和3年12月3日発行)
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