刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
三品源久道
Mishina Minamoto no Hisamichi |
【銘文】表 : 久道作 |
【寸法】刃長 74.8cm(2尺4寸6分8厘)、反り 0.8cm(2分6厘)、元幅 3.30cm、元重ね 0.80cm、先幅 2.27cm、先重ね 0.56cm、目釘孔2 個、刀身重量 975.5g 、白鞘全長 105.5cm |
【時代】江戸時代末期 慶應(1865-1868)頃 |
【国】伊予 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅広め、重ねやや厚く、反り浅く、元先に幅差つき、中切先となる姿。 生茎、鑢目筋違に化粧鑢、先栗尻、目釘孔二。 地鉄は、小板目肌柾がかり、板目肌を交え、地沸つき、地景入る。 刃文は、互の目乱れ、丁子刃交じり、足・葉入り、沸よくつき、ところどころ荒沸つき、砂流しかかり、湯走り入る。 帽子は、直ぐに小丸に返り、先掃き掛ける。 【見どころ】三品源久道は、慶應(1865-1868)頃の伊予の刀工です。「三品近江三代孫源久道作」「予州吉田住三品源久道作」「三品源久道」等、銘をきります。年紀作は、元治二、慶應元・二などがあります。 初代久道は、二代伊賀守金道の門人で、寛文(1661-1673)頃に作刀した京五鍛治に数えられる名工です。元文(1736-1741)頃作刀した京三代近江守久道の、孫が父久道とともに寛政(1789-1801)頃、予州吉田伊達家の藩工となり、「三品近江守久道」と銘をきっています。三品源久道はその子孫と考えられ、久道の名跡を継ぎ、幕末に求められた体配に久道家伝来の華やかな刃文を志向した作刀を残しています。本作は、反り浅く長寸で身幅広めに重ねやや厚く、茎も約27.7cmとひときわ長く仕立てられ、控え目釘孔があいた特異な姿で、互の目に丁子刃や足・葉が入り沸づいた刃文も変化に富んで見どころとなっています。 【状態】良好です。 |
【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(愛媛県51852号 平成弍拾壱年拾壱月弍拾六日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年6月3日発行) |
【商品番号】A061223 【価格】450,000円(消費税、国内送料込み) |
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