脇差　白鞘入り
Wakizashi, Shirasaya

【銘文】表 : 対馬守藤原貞重

【寸法】刃長 52.7cm(1尺7寸3分9厘)、反り 1.1cm(3分6厘）、元幅 3.36cm、元重ね 0.83cm、先幅 2.56cm、先重ね 0.58cm、目釘孔 1個、刀身重量 635.5g 、白鞘全長 77cm

【時代】江戸時代寛文頃

【国】尾張

【特徴】鎬造、庵棟、身幅広く、重ねやや厚く、反り浅くつき、中切先となる姿。

生茎、鑢目筋違、先刃上がり栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌流れごころ、やや肌立ち、地沸つき、地景入る。

刃文は、中直刃、小互の目を交え、小沸つく。

帽子は、すぐに小丸に返る。

【見どころ】対馬守貞重は、鈴木市左衛門といい、寛文頃の尾張刀工で、初代越中守貞幸の門人です。「対馬守藤原貞重」「尾州対馬守藤原貞重」など銘を切ります。本作は、身幅広く、重ねも総体に厚目で、強固な造り込みの脇差です。茎は短めに仕立てられています。小沸がよくついた中直刃の刃文です。

【状態】薄錆・小錆•ヒケがありますが、健全な姿を残しています。

【付属品】ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(愛知県62694号 平成弐年九月拾参日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和四年六月三日発行)

【商品番号】A070424　【価格】380,000円 -> 350,000円(消費税、国内送料込み)値下げしました