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脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
正三位千種有功
Sho-sanmi Chigusa Arikoto |
【銘文】表 : 正三位有功造之 |
【寸法】刃長 36.6cm(1尺2寸0分7厘)、反り 0.8cm(2分6厘)、元幅 2.51cm、元重ね 0.55cm、先幅 1.63cm、先重ね 0.34cm、目釘孔 個、刀身重量 237g 、白鞘全長 58cm |
【時代】江戸時代後期 |
【国】山城 |
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【特徴】鎬造、庵棟、長さに日して身幅・重ね尋常、反り浅くつき、中切先となる、小ぶりの脇差の姿。 生茎、鑢目切り、先栗尻、目釘孔一。 地鉄は、板目肌、ところどころやや肌立ち、地沸つき、地景入る。 刃文は、直ぐに焼き出し、互の目丁子刃乱れ、足入る。 帽子は、直ぐに小丸、長く焼き下げる。 【見どころ】千種有功(ちぐさありこと)は、江戸時代後期の公卿です。一条忠良、有栖川宮織仁親王、久世通理らに学んだ歌道で一家を成し、正三位、左近衛権中将に至りました。刀剣を愛好し自ら鍛刀を行い、京都で伊賀守金道の後見役となった森岡(南海太郎)朝尊や、大堀寿秀らに鍛法を学んでいます。「やきたちはさやにおさめてますらをのこころますますとぐべかりけり」との自詠を、自ら鍛えた刀身に変体仮名で刻んだ作を残しています。寛政八年(1796)に生まれ、安政元年(1854)五十八歳で生涯を閉じました。軽やかで綺麗な体配の鎬造脇差です。 【状態】古研ぎで小錆があります。 |
【付属品】素銅地銀着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(大分県一六二九二号 昭和41年6月16日交付) |
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【商品番号】A070525 【価格】260,000円(消費税、国内送料込み) |
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