脇差　白鞘入り
Wakizashi, Shirasaya

【銘文】表 : 備州三原住正久作

【寸法】刃長 54.5cm(1尺7寸9分8厘)、反り 1.3cm(4分2厘）、元幅 2.73cm、元重ね 0.49cm、先幅 1.87cm、先重ね 0.42cm、目釘孔 1個、刀身重量 454.5g 、白鞘全長 80cm

【時代】室町時代末期　天文頃

【国】備後

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬筋高く、元先に幅差つき、反り頃合いにつき、中切先となる姿。

生茎、鑢目勝手下がり、先入山形、目釘孔一。

地鉄は、小板目肌、地沸厚くつき、地景細かに入る。

刃文は、直刃、沸よくつき、小足入り、ほつれて砂流しかかる。

帽子は、直ぐに小丸、先掃き掛けてやや長く返る。

【見どころ】正久は備後貝三原系統の鍛治で、明徳(南北朝時代)より天正(桃山時代)ころまで、代々名跡が受け継がれ栄えた、備後の代表的刀工です。本作は、姿がよく、小板目肌よくつみ地沸厚くつき地景細かに入る地鉄に、貝三原派が得意とした沸出来直刃の働きのある刃文をお楽しみいただけます。

【状態】古研ぎで少し曇りがあり、刃区に小さな欠けがあります。

【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(東京都325408号令和四年拾月拾壱日交付)、銃砲刀剣研究会鑑定書(令和6年3月26日交付)

【商品番号】A070724　【価格】300,000円 -> 280,000円(消費税、国内送料込み)値下げしました