刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】太刀銘 表 : 伊勢国住清雲子元道作花押／裏 : 昭和丁巳年霜月吉祥日

【寸法】刃長 87.2cm(2尺8寸7分7厘)、反り 2.0cm(6分6厘）、元幅 3.18cm、元重ね 0.72cm、先幅 2.31cm、先重ね 0.47cm、目釘孔 1個、刀身重量 975g 、白鞘全長 127cm

【時代】昭和52年(1977)

【都道府県】三重県

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、腰反りつき、先幅はさほど狭まらず、中切先延びる姿。

生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌流れ、総体に柾がかり、地沸つき、肌立つ。

刃文は、中直刃、上半物打ちより下にやや湾込み焼き幅を広げる部分を交え、沸よくつき、砂流しかかる。

帽子は、掃き掛けて焼き詰め状となる。

【見どころ】元道は、伊藤道行といい、三重県久居市二ノ町(現 津市)で作刀した刀工です。御神宝の上古日本刀の地鉄を埋め尽くす「星雲のような沸匂」の再現をめざして作刀しました。昭和50年、52年、54年頃の年紀作があります。本作は昭和52年の作で、1キロに迫る手持ちのずしりとした長寸の姿に、よく沸付いた地刃が爽快な一振りです。

【状態】わずかにヒケがあり、切先に薄錆がありますが、その他は良好です。

【付属品】猪目透銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(三重県 40286号 　昭和五拾弍年拾弍月拾五日交付)

【商品番号】A070823　【価格】580,000円(消費税、国内送料込み)