短刀 白鞘入り Tanto, Shirasaya |
⬜︎定(兼定)
Kanesada |
【銘文】表 : 定 |
【寸法】刃長 28.02cm(9寸2分5厘)、反り 0.33cm (1分0厘)、元幅 2.56cm、元重ね 0.51cm、目釘孔 2個、刀身重量 164.5g 、白鞘全長 45cm |
【時代】室町時代末期 |
【国】美濃 |
【特徴】平造、庵棟、身幅・重ね尋常、ごく浅く反りつく短刀姿。 表裏に棒樋を掻き流す。 茎は、磨上、区送り、鑢目(旧)檜垣(新)切り、先切り、目釘孔二。 地鉄は、板目肌流れごころ、地沸つき、白気映り立つ。 刃文は、互の目乱れ、尖り刃や丁子刃交じり、匂口締まりごころに小沸つき、飛焼き入る。 帽子は、乱れ込み、先丸く、やや長く返り、棟焼きかかる。 【見どころ】室町時代、備前についで繁栄した関の刀工群の中でも、和泉守兼定と兼元は最も有名です。兼定は同名が数人いることが知られています。本作は、元々「兼」の字があったか無かったかを現在の茎の状態から判読しえないものの、刃文の形に変化があり、匂口明るく冴えて、渋さの中に華やかさのある出来となっており、兼定の作であることが極めの通り首肯されます。 【状態】古研ぎですが、現状で保存と鑑賞は可能です。 |
【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(香川ろ 四九六九号 昭和三十一年一月二十五日発行)、保存刀剣鑑定書 : 兼定(日本美術刀剣保存協会 令和4年12月14日発行)
、銃砲刀剣研究会正真鑑定書 : 兼定(令和4年4月26日発行) |
【商品番号】A071023 【価格】 |
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