Touken Komachi




脇差 白鞘入り
Wakizashi, Shirasaya
武州下原廣重(三代)
Bushu Shitahara Hiroshige, the 3rd generation
【銘文】表 : 武州下原住廣重
【寸法】刃長 53.2cm(1尺7寸5分5厘)、反り 0.7cm(2分3厘)、元幅 2.94cm、元重ね 0.72cm、先幅 2.34cm、先重ね 0.50cm、目釘孔 1個、刀身重量 531g 、白鞘全長 80cm
【時代】江戸時代前期
【国】武蔵

【特徴】鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚め、反り浅くつき、中切先となる姿。

生茎、鑢目切り、先刃上がり栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌よくつみ、地沸つき、地景入る。

刃文は、小互の目乱れを基調に、小湾れを交え、小沸つく。

帽子は、直ぐに小丸、先やや掃き掛けて、長く焼き下げる。

見どころ
廣重は、武州下原派の刀工で、初代照重の四男が分家して廣重一家を創始しました。初・二代、および三代はいずれも相模守を受領しており、三代廣重は貞享二年(1685)に水戸光圀公の陣刀を鍛えたことから、「宗国」の名を賜ったと伝えられます。本作は、反りが抑えられた寛文頃の体配をあらわし、よく練れた板目肌に、小沸つく冴えた乱刃を焼いています。

状態小錆、ヒケ、切先先端にごく小さな欠けがあります。

【付属品】木ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(青森県17307号 令和3年7月13日交付)、倉敷刀剣美術館鑑定書(令和3年8月18日発行)

【商品番号】A080822 【価格】260,000円(消費税、国内送料込み)


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