脇差 白鞘入り 仕込み杖拵付き Wakizashi, Shirasaya, Koshirae(Shikomi-zue) |
清水甚之進信高(八代)
Shimizu jinnoshin Nobutaka, the 8th generation |
【銘文】表 : 清水甚之進信高 |
【寸法】刃長 47.8cm(1尺5寸7分7厘)、反り 0.8cn(2分6厘)、元幅 2.49cm、元重ね 0.50cm、先幅 1.71cm、先重ね 0.39cm、目釘孔 2個、刀身重量 325g 、白鞘全長 70.7cm、拵全長 88cm |
【時代】江戸時代後期 寛政頃 |
【国】尾張 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅やや狭く、重ね尋常、反り浅くつき、中切先となる姿。 生茎、鑢目大筋違、先栗尻、目釘孔二。 地鉄は、板目肌杢目まじり、地沸つく。 刃文は、互の目乱れ、足入り、沸よくつき、砂流しかかる。 帽子は、直ぐに小丸、やや長く返る。 【見どころ】信高は尾張関の系統の鍛治で、桃山期頃の初代から明治期の十代まで、長きにわたり継承され繁栄しました。清水甚之進信高は八代目、六代の門人で、初銘は甚六郎信直ときります。年紀には寛政六・八・九・十一、文化元・二などがあり、天保八年九月十日に没しました。本作は、身幅はやや狭く、細身で反りが浅くつくスラリとした姿で、板目に杢交じるよく練れた鍛えに、互の目乱れの刃文がよく沸づき砂流しかかる刃文を上手に焼いています。木の枝を模したどこまでも自然に近い造形の拵に、無理なく収まる細身の脇差となっています。仕込み杖と呼ばれる形式の拵で、赤みのある金色の漆に彩られ、豊かな陰影を持つ美的なお品です。金具や留め具を使わずに、カチッと鯉口がしまるところにも卓越した職人技が感じられます。 【状態】良好です。 |
【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(静岡県43727号 昭和四拾五年六月拾七日交付)、正真鑑定書(銃砲刀剣研究会令和六年六月十三日発行)
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【商品番号】A080824 【価格】 |
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