刀　拵入り
Katana, Koshirae

【銘文】表 : 豊後国藤原重行

【寸法】刃長 66.8cm(2尺2寸0分4厘)、反り 1.9cm(6分2厘）、元幅 3.07cm、元重ね 0.64cm、先幅 1.92cm、先重ね 0.37cm、目釘孔 1個、刀身重量 610.5g 、拵全長 98cm

【時代】江戸時代　寛永(1624-1644)頃

【国】豊後

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬筋やや高く、反り頃合いにつき、中切先となる姿。

　生茎、鑢目切り、先入山形、目釘孔一。

地鉄は、板目肌杢目交じり、地沸つき、地景入り、鎬地は柾となる。

刃文は、直刃、小互の目足入り、小沸よくつく。

帽子は、直ぐに小丸、先掃き掛ける。

石目塗鞘打刀拵 : 紺色蛇腹糸巻柄、鯱図縁頭(赤銅魚々子地高彫金色絵)、雨龍図目貫(銅地)、竹図木瓜形鐔(銅地)

【見どころ】重行は、豊後国高田派の刀工で、江戸時代初期に活躍しました。本作は、初代重行で、寛永頃の作品と鑑せられ、高田派の尋常な作風をあらわしており、板目に杢目が交じり、地沸つき地景入る肌目がよく見てとれる地鉄に、直刃に小互の目足が入り小沸よくつく刃文を焼いています。居合用の状態の良い拵に入っています。

【状態】刀身の中程にやや地鉄が荒れて見えるところがあり、茎が底銘となっています。

【付属品】銀一重ハバキ、拵、拵袋、登録証(静岡県66267号 平成拾壱年拾月廾八日交付)、正真鑑定書(得能一男 平成13年12月3日発行)

【商品番号】A090824　【価格】390,000円(消費税、国内送料込み)