刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】表 : 備前国則宗

【寸法】刃長 65.5cm(2尺1寸6分1厘)、反り 2.7cm(8分9厘）、元幅 2.66cm、元重ね 0.52cm、先幅 1.63cm、先重ね 0.33cm、目釘孔 3個、刀身重量 456.5g 、白鞘全長 92.5cm

【時代】室町時代

【国】不明

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、反り高く、元先に幅差つき、中切先となる姿。

茎は、磨上、鑢目切、先切、目釘孔三。

彫物は、表裏に棒樋と添樋を掻き流す。

地鉄は、板目肌練れ、地沸つく。

刃文は、小湾れ調、小互の目刃や小丁子刃、尖りごころの刃などを交え、足入り、　匂がちにまばらな沸がところどころつく。

帽子は、乱れ込み、小丸に返る。

【見どころ】銘文は、後世にきられたものと見られます。反り高く、軽やかな姿で、地鉄はよく練れ、小模様の互の目に足入り、まばらな沸がつき匂口明るい乱刃文となる一振りです。

【状態】良好です。

【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(兵庫県 85418号 昭和50年12月4日交付)