刀　白鞘入り　拵付き
Katana, Shirasaya, Koshirae

【銘文】裏 : 肥前國河内守藤原正廣

【寸法】刃長 71.5cm(2尺3寸6分0厘)、反り 1.5cm(5分0厘)、元幅 3.12cm、元重ね 0.67cm、先幅 1.99cm、先重ね 0.45cm、目釘孔 1個、刀身重量 764.0g 、白鞘全長96 cm、拵全長 98cm

【時代】江戸時代

【国】肥前

【特徴】鎬造、庵棟、身幅広く、重ね尋常、元先やや幅差つき、反り頃合いにつき、中切先となる姿。

　生茎、鑢目筋違、先入山形、目釘孔一。

　地鉄は、小板目肌つみ、地沸厚くつき、地景細かに入る。

　刃文は、互の目が連れて、足入り、沸よくつき、砂流しかかる。

　帽子は、直ぐに丸く返り、先掃き掛ける。

　黒変り塗鞘打刀拵 : 松透鐔(鉄地金象嵌)、鳳凰図目貫(赤銅容彫金色絵)、縁頭・鯉口・栗形・鐺 素文揃金具(四分一磨地)

【見どころ】肥前二代正広は、初代肥前河内大掾正広の子で、佐伝次郎と称し、初めは正永とめいを切ります。万治三年に武蔵大掾を、寛文元年に武蔵守を受領し、寛文五年父正広が没した後、39歳で正広と改め河内守に転じました。元禄12年、73歳で没しました。体配よくバランスが取れた姿に、小板目がつんだ小糠肌が見事で、変化のある匂口の明るい互の目刃文を焼いています。

【状態】刀身・拵共に良好です。

【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(千葉県11424号 昭和30年8月9日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会H12.5.11発行)

【商品番号】A110221【価格】1,110,000円(消費税、国内送料込み)