刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
無銘(宇多平国)
Mumei, attributed to Uda Hirakuni |
【銘文】無銘 |
【寸法】刃長 69.69cm(2尺3寸0分0厘)、反り1.8cm(6分0厘)、元幅 3.30cm、元棟重ね 0.62cm、先幅 2.24cm、先棟重ね 0.35cm、目釘孔 4個、刀身重量 787g 、白鞘全長 100cm
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【時代】室町時代 |
【国】越中 |
【特徴】姿は、鎬造り、庵棟、身幅広く、鎬筋高く、重ね尋常、平肉つき、反り高く、元先やや幅差つき、中切先延びる。 磨上茎、鑢目切り、先ごく浅い栗尻、目釘孔四。 地鉄は、板目肌、柾がかり、地沸厚くつき、地景入り、沸映り立つ。 刃文は、湾れに互の目交じり、足・葉入り、よく沸づき、金線や細かな砂流しがしきりにかかる。 帽子は、乱れ込み、先掃き掛けて返る。 【見どころ】宇多派は、鎌倉時代末期文保(1317~1318)の頃、古入道国光が大和から越中に移住したことにより始まり、南北朝期から室町時代を経て新刀期にまで及びました。本作は、がっしりとした手持ち感のある一振りで反り高く体配が良く、地鉄は沸厚くつき地景が顕著で沸映り立ち、刃中は金線や砂流しがしきりにかかり変化に富んで見所の多い作品です。相州伝の気質があり、一派がもっとも繁栄した室町時代における宇多派の著名工の中でも、その特徴から平国の作と個銘が極められています。 【状態】わずかにヒケがありますが、概ね良好です。 |
【付属品】赤銅地金鍍金一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(北海道8580号 昭和29年7月5日交付)、保存刀剣鑑定書( 日本美術刀剣保存協会H28.6.1発行)
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【商品番号】A110819【価格】売約済 |
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