Touken Komachi




刀 白鞘入り
Katana, Shirasaya

無銘(宇多平国)
Mumei, attributed to Uda Hirakuni

【銘文】無銘
【寸法】刃長 68.3cm(2尺2寸5分4厘)、反り 1.9cm(6分2厘)、元幅 2.90cm、元重ね 0.64cm、先幅 2.08cm、先重ね 0.46cm、目釘孔 3個、刀身重量 708g 、白鞘全長 96.5cm
【時代】室町時代 永享(1429-1441)頃
【国】越中

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、鎬幅広く、先反りつき、中切先となる姿。

茎は磨上、先切り、鑢目筋違、目釘孔三。

地鉄は、板目肌、杢交じり、地沸つき、白け映り立つ。

刃文は、直刃調、小互の目乱れ、刃縁ほつれ、沸つき、砂流し・金筋入る。

帽子は、直ぐに先尖りごころ、深く返る。

【見どころ】
本作は、鎬幅の広い造り込みや、刃縁にほつれが見られるなど大和風があらわれているのに加え、先尖りごころとなる帽子の返りの深さや、荒目のつぶらな沸が交じる刃文、黒みを帯びたかな色などの特徴から宇多平国と極められています。宇多派は、鎌倉時代末期の文保頃、大和から越中に移住した古入道国光を祖として始まった刀工一派です。以後、南北朝期を経て室町時代に大いに栄え、新刀期にまで及びました。平国は、宇多国久の門人と伝えられ、室町時代初期、永享頃に越中で作刀し、同名は前後して数代があります。

【状態】良好です。

【付属品】素銅地金着二重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(和歌山県 6023号 昭和卅六年壹月廿日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和5年8月25日発行)

【商品番号】A110924 【価格】500,000円(消費税、国内送料込み)


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