刀 白鞘入り Katana, Shirasaya |
正利(坂倉関)
Masatoshi (Sakakura-zeki) |
【銘文】表 : 正利 |
【寸法】刃長 71.20cm(2尺3寸5分0厘)、反り 2.12cm(7分0厘)、元幅 2.78cm、元重ね 0.63cm、先幅 2.14cm、先重ね 0.31cm、目釘孔 2個、刀身重量 687g 、白鞘全長 100cm |
【時代】室町時代 |
【国】美濃 関 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね尋常、反り高く、先反りを加えて、中切先延びる姿。 彫物は、表裏に棒樋を掻き流す。 茎は、磨上、先切り、鑢目勝手上がり、目釘孔二。 地鉄は、板目肌よく練れ、地沸つく。 刃文は、互の目に小湾れや尖りごころの刃交じり、足入り、匂口冴え、沸よくつき、金筋・砂流しかかる。 帽子は、乱れ込み小丸、先掃き掛ける。 【見どころ】正利は、美濃国坂倉のあたりで作刀した坂倉関派の刀工です。初代は永正(1504-1521)頃、二代は天文(1532-1555)頃と伝えられます。互の目乱れの刃文は匂口冴え、沸よくつき、金筋・砂流しがかかり、大きく乱れ込む帽子も迫力があります。伊勢国桑名の千子村正と「正」の銘字が似ることから、技術的交流の可能性などが指摘されています。 【状態】良好です。 |
【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(新潟県1055号 昭和廿六年三月三十一日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和4年12月14日発行)
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【商品番号】A120724 【価格】 |
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