短刀　拵入り
Tanto, Koshirae

【銘文】表 : 兼友

【寸法】刃長 30.1cm(９寸9分3厘)、反り 0.3cm(9分9厘）、元幅 2.78cm、元重ね 0.60cm、目釘孔 2個、刀身重量 195.6g 、拵全長 63cm

【時代】室町時代後期

【国】美濃 関

【特徴】平造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、浅く反りつく姿。

彫物は表裏に棒樋を掻き流す。

生茎、檜垣鑢、先栗尻、目釘孔二。

地鉄は、板目肌、流れごころ、地沸つき、総体に白気ごころを帯びる。

刃文は、互の目に互の目丁子や矢筈風の刃交じり、小足・葉入り、匂口締まりごころに小沸つき、砂流しかかる。

帽子は、乱れ込み、丸くやや深く返る。

松葉散石目塗鞘 : 木瓜形喰出鐔(赤銅磨地・魚々子地耳)、舟図縁(赤銅魚々子地金色絵)、梅枝図目貫(赤銅容彫金色絵)、武将図小柄(銅地高彫金色絵)

【見どころ】匂口明るく、小沸がついて華やかさのある互の目乱れ刃文を焼いた、出来の優れた短刀です。兼友は、室町時代後期の美濃国関の刀工です。

【状態】古研ぎで、現状で保存と鑑賞は可能ですが、ごく薄い錆とヒケを取り除くとさらによく鑑賞が楽しめそうです。

【付属品】素銅一重ハバキ、拵、拵袋、登録証(岡山県127455号 令和元年七月拾弍交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和2年6月25日発行)

【商品番号】A121023　【価格】320,000円 -> 300,000円(消費税、国内送料込み)値下げしました