脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
備州長船祐定
Bishu Osafune Sukesada |
【銘文】表 : 備州長船祐定 裏 : 永正十三年八月日 |
【寸法】刃長 39.5cm(1尺3寸0分3厘)、反り 1.1cm(3分6厘)、元幅 2.73cm、元重ね 0.55cm、先幅 2.03cm、先重ね 0.34cm、目釘孔 1個、刀身重量 315.5g 、白鞘全長 57.5cm
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【時代】室町時代末期 永正13年( 1516) |
【国】備前 |
【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、先反りつき、中切先延びる姿。 生茎、鑢目勝手下がり、先刃上がり栗尻、目釘孔一。 地鉄は、板目肌、流れごころ、地沸つく。 刃文は、直刃調、浅く湾れ、小互の目交じり、沸つき、砂流しかかる。 帽子は、直ぐに、小丸に返り、先掃き掛ける。 【見どころ】末備前は、室町時代末期の備前長船鍛治を総称したものですが、なかでも祐定は最も刀工の数が多く、作刀数も多く現存しています。俗名を冠した刀工中、筆頭の上手と知られるのが与三左右衛門尉祐定で、その作刀時期は年紀作から永正、大永、天正頃とみられます。本作は、永正十三年の年紀があり、地沸つき地景を交えた強いかね味や、沸出来の小互の目交じりの直刃刃文などに、与三左右衛門尉らと共通する特徴がみられ、戦国時代特有の先反りつく鎬造の小ぶりの脇差で、大小の小刀として用いられたと考えられます。 【状態】古研ぎですが、現状で保存と鑑賞は可能です。 |
【付属品】銀一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(岡山県128182号 令和2年10月15日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和3年5月24日発行)
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【商品番号】A121121【価格】190,000円(消費税、国内送料込み) |
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