脇差 白鞘入り Wakizashi, Shirasaya |
重弘(伝 美濃千手院)
Shigehiro(Den Mino-Senjuin) |
【銘文】表 : 重弘 |
【寸法】刃長 39.2cm(1尺2寸9分3厘)、反り1.2cm(3分9厘)、元幅 3.45cm、元重ね 0.43cm、目釘孔 1個、刀身重量 478.5g 、白鞘全長 57cm |
【時代】室町時代 文明(1469-1487)頃 |
【国】美濃 |
【特徴】菖蒲造、庵棟、身幅広く、鎬筋高く、鎬幅広く、元先に幅差つかず、先反りつく姿。 彫物は、表裏に、腰樋を丸留めとし添樋を掻き流す。 茎は磨上、鑢目浅い勝手下がり、先切り、目釘孔一。 地鉄は、板目肌、杢目や流れ肌交じり、地沸つく。 刃文は、直刃、小互の目交じり、匂口締まりごころ、小沸つき、細かな砂流しかかる。 帽子は、浅く湾れで先尖りごころに返る。 【見どころ】重弘は、室町時代文明ころの美濃国赤坂千手院派の刀工です。関鍛治の多くは、大和手掻派の流れを汲むと伝えられますが、この一派は大和千手院派の系統に属することからこのように呼ばれます。重弘は、仁安(1166-1169)頃の大和千手院の刀工で、後に美濃の赤坂に移ったと伝えられ、名跡は室町時代まで継がれました。本作は、室町時代の重弘の作です。がっしりとした体配で小沸がよくついた直刃刃文が冴えています。 【状態】古研ぎです。鎬地にやや鍛割れがあります。 |
【付属品】素銅地二重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(茨城県46131号 平成拾六年七月弍七日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成30年12月10日発行)
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【商品番号】A141023 【価格】270,000円(消費税、国内送料込み) |
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