脇差 白鞘入 拵付き Wakizashi, Shirasaya, Koshirae |
呰部住為家 水田住国重 合作
Azae ju Tameie and Mizuta ju Kunishige |
【銘文】表 : 備中國呰部住為家 水田住國重 裏 : 寛永十七年庚辰貳二月日 |
【寸法】刃長 33.02cm(1尺0寸9分0厘)、反り 0.61cm(2分0厘)、元幅 3.48cm、元重ね 0.88cm、目釘孔 2個、刀身重量 417.5g、白鞘全長 50cm、拵全長 51.5cm |
【時代】江戸時代 寛永17年(1640) |
【国】備中 |
【特徴】姿は、平造り、庵棟、身幅広く、重ね厚く、浅く反りがつき、フクラつく。 生茎、先刃上がり栗尻、鑢目大筋違、目釘孔二。 地鉄は、板目肌流れごころ、地沸つき、地景入る。 刃文は、小湾れに互の目や大互の目、丁子刃などが交じり、足入り、盛んに沸づき、荒沸つき、砂流し・湯走りかかる。 帽子は、乱れ込み先火焔風となり、長く返る。 茶絞漆変わり塗り塗鞘小サ拵 : 唐草図変わり木瓜形喰出鐔(鉄地真鍮象嵌)、唐草図縁頭(鉄地真鍮象嵌)、梅鶯図栗形(鉄地金色絵)、桜花図返角(鉄地金銀色絵)、唐草図割笄(赤銅地) 【見どころ】為家は青江為次の末葉で、慶長頃の初代に続いて二代目が寛永頃に作刀しています。二代為家と大与互国重の弟である水田山城大掾国重との合作は、本作以外にも翌年の寛永十八年の年紀を切る作が存在し、この期にこの二人の刀工が交流を深め技術的にも学び合った形跡が窺えます。夜空の銀河に例えられる国重の作風がよく現れた、沸が盛んにつく乱れ刃を焼いた覇気のある作となっています。 【状態】刀身は、わずかにヒケがありますが、平肉つく健全な姿を残しています。拵に目貫と抉りの金具はなく、柄巻きがほぼ欠落しています。 |
【付属品】素銅地銀着二重風一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(滋賀県 第一三七号 昭和二十六年三月三十一日発行)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成30年6月13日発行)
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【商品番号】A141218【価格】 |
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