短刀 白鞘入り Tanto, Shirasaya |
柴田 果 Shibata Ka |
【銘文】表 : 為小坂田清治氏果作 裏 : 昭和十八年三月吉日 |
【寸法】刃長 23.7cm(7寸8分2厘)、反り 0.0cm(なし)、元幅 2.96cm、元重ね 1.12cm、目釘孔 1個、刀身重量 272g 、白鞘全長 38.5cm |
【時代】昭和18年 |
【都道府県】秋田県 |
【特徴】平造、庵棟、元幅広め、重ね極めて厚く、無反り、先幅を狭めてフクラ枯れる姿。生茎、鑢目勝手下がり、先浅い栗尻、目釘孔一。地鉄は板目肌に流れ肌を交え、地沸つく。刃文は沸出来互の目乱れ、尖刃を交え、足・葉入り、金筋・砂流しかかる。帽子は、乱れ込み、小丸に返り、長く焼き下げ、棟を焼く。 柴田果は、柴田政太郎といい、明治十七年生まれ、秋田県西馬音内に住した。当初、佐藤重則の協力を得て、のちに宮口一貫斎寿広に作刀の指導を受け、昭和九年、帝展に入選し、昭和十年、新作日本刀大共進会で特別最優等賞を受賞した。「戦争中には東奔西走、軍刀報国に任じた」とされる。弟子に鈴木国慶があり、子息に柴田青太郎昊らがいる。 篆刻、俳句その他多芸であった。昭和二十一年、勅令第三一六号銃砲等所持禁止令により第一回審査員となる。昭和二十八年三月に没した。 参考文献:『日本刀銘鑑』石井昌國編著 本間薫山校閲 雄山閣 平成12年 、『秋田の刀工と金工』佐藤善次郎 日本美術刀剣保存協会秋田県支部 昭和47年 【見どころ】区を送り先を摘んだような形状の茎で、やや寸が詰まり重ねが異様に厚くフクラ枯れる姿態が特徴的な短刀です。明るい互の目乱れ刃文は帽子を長く焼き下げて棟を焼いて豪快です。 【状態】古研ぎで、小錆、ヒケ、極小の刃こぼれがありますが、保存と観賞は十分可能です。 |
【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(北海道 第37331号 平成15年8月25日交付) |
【商品番号】A201217【価格】700,000円(消費税込・送料込み) |
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